名称 | 読み | 意味 |
ハーケン |
はーけん |
<沢>(独Haken)ランビレのとき支点を作るためにリスに打ち込む。値段が張るクロモリ(クローム・モリブデン鋼)製は繰り返し使えるといわれるが、やはりすぐ曲がる。英語ではpiton。 |
パーティー |
ぱーてぃー |
合宿を目指してともに行動するチーム。半期ごとに編成し、予備合宿と合宿を行なう。1パーティーの人数は大体3〜7人。 |
ハーネス |
はーねす |
<沢>沢登りや岩登りの際に使う安全ベルト。ザイルと体を結びつけるときに使う。高い。高い買い物だがないとどうしようもないので買わざるを得ない。最近はBlackDiamondの製品で安いものがでるようになったが、最初「つくりがしょぼい」といっていた部員もあまりの安さにつられてしまい、現在の沢パーティーでは全員BlackDiamondのハーネスを使っている。 |
パーワン |
ぱーわん |
「P.W.」の項を参照。 |
パッキング |
ぱっきんぐ |
ザックに荷物をつめること、またそのつめ方。歩くときの快適さにかなり影響する。重いものは背中の上あたりにくるようにし、左右の重量のバランスも大事にするべし。 |
バリエーションルート |
ばりえーしょんるーと |
正規のルート以外にオプションとして設定されたルートのこと。 |
晴れ沈 |
はれちん |
「沈」の項を参照。 |
ハング |
はんぐ |
オーバーハングの略。垂直以上に斜度のある岩壁。登ることはまず無い。 |
飯盒 |
はんごう |
つい最近までワンゲルでは飯盒でご飯を炊く習慣があった。最近はコッヘルで炊くことの方が多い。 |
ハンマー |
はんまー |
<沢>ハーケンを打つときに使う。重い。(軽いものは値段が高い。) |
ピークハント |
ぴーくはんと |
山頂を踏破すること。最近はお手軽に登れる山にどんどん登ろうとする部員もいる。 |
ヒグチムニー |
ひぐちむにー |
<沢> <KUWVオリ>チムニー状のところを通過するとき、一方の壁に両手を、もう一方の壁に両足を突っ張って通過する方法。普通の方法より広い幅のチムニーを突破できる。OBのH口さんが編み出した沢の奥義。歴代沢メンCLが使える。 |
非常食 |
ひじょうしょく |
非常事態に備えて、個人で持ち歩く食料。万が一はぐれてしまった場合などに食べる。水や加熱を必要としないことが条件。ハチミツやコンデンスミルクがお勧め。cf.予備食 |
ピストン |
ぴすとん |
山頂などに行って戻ってくること。必要最低限の荷物しか持たないため、とち狂ったSLが猛ダッシュで山頂に登ろうとしたりする。 |
ピストン装備 |
ぴすとんそうび |
ピストンのときに持っていく装備。サブザックや地図、コンパス、行動食など。 |
ヒッチ |
ひっち |
ヒッチハイクのこと。時間はあっても金がない、足もない学生には必要欠くべからざる移動手段。 |
ビバーク |
びばーく |
(仏Bivouac、独Biwak)日が暮れてしまった、問題が起こった場合などに、予定外の場所で一泊すること。不時露営。 |
ビバークザック |
びばーくざっく |
袋状になったサバイバルシート。サバイバルシートより値段が若干高い。 |
秘密兵器 |
ひみつへいき |
テン場生活を楽しく過ごすのに欠かせない、三度の食事以外の酒類や食物のこと。過去には、メロンやチーズケーキを持ってきた強者もいるらしい。 |
百名山 |
ひゃくめいざん |
深田久弥の「日本百名山」が名高い。関西では残念ながら大峰や大台ケ原など4つしか選ばれていない。合宿で少しずつ制覇していく。最近は簡単に登れる百名山をどんどんピークハントしていこうとする動きもある。 |
比良 |
ひら |
滋賀県西部に位置する、比良山系のこと。京都から近いことと、手ごろなレベルであることから、沢や縦走の入門編として予備合宿でよく行く山系である。蓬莱山には京大ワンゲル小屋がある。 |
ヒル |
ひる |
水のある場所の近くに棲息する生き物。樹からポトリと落ちてきたり、足元から這い上がってきて、人の血を吸う。ヒルジンという酵素を出すせいで血がなかなか止まらない。一度吸い付くとなかなか離れてくれないので、ライターの火を近付けて逃げてもらう。鈴鹿山脈などで最近増えている。 |
ヒル男 |
ひるおとこ |
「雨男」同様、「コイツが居るとなぜかヒルが出やすい」という迷惑な男を指す言葉。または、「ヒルがいてもなぜかこいつにたくさんあつまる」男の事も指す。≠ヒルレンジャー |
ヒレ |
ひれ |
西表の海岸で泳ぐときに使える・・・かもしれない。 |
ビレイ |
びれい |
<沢>岩登り用語で、確保のこと。 |
ビレイ器具 |
びれいきぐ |
<沢>ビレイの際、ザイルの制動を行うために使う器具。最近沢メンではペツル社のルベルソが流行している。他にエイト環、ATCなどがある。確保器。 |
ビレイヤー |
びれいやー |
<沢>ビレイを行なう人。 |
笛 |
ふえ |
万が一はぐれたときに位置を知らせたり、水音の大きい沢中で意思の疎通を図ったりするときに使う。ホイッスル。 |
武器 |
ぶき |
箸、スプーン、フォークのこと。食事は戦いなので、こう呼ぶ。 |
伏流 |
ふくりゅう |
<沢>水が一時的に地下を流れているところ。一見枯れているように見えるが、上流でまた水流が復活する。 |
二又 |
ふたまた |
<沢>水量が同じぐらいの沢が出合っているところ。上流に向かって右が右又、左が左又。 |
淵 |
ふち |
<沢>沢で、深くてよどんでいるところ。瀞(トロ)との違いはよくわからない。 |
プラティ |
ぷらてぃ |
プラティパスのこと。コンパクトにたためる水を入れるための容器。最近沢面では使用率百パーセントとなっている。カモノハシとも。cf.ポリタン |
フリクション |
ふりくしょん |
<沢>沢では濡れていたりコケが生えている岩の上を歩くことが多いため、靴底のフリクション(摩擦)が大切だ。 |
プルージック |
ぷるーじっく |
<沢>スリングの結び方の一種。 |
ブログ |
ぶろぐ |
最近HP充実の一環として、ブログを開設した。山行の速報やネット上会議に使っている。KUWV-BLOGへ |
分水嶺 |
ぶんすいれい |
山に降った雨は尾根を隔てて別々の方向へ流れていく。これを分水といい、隔てている尾根を分水嶺と呼ぶ。西表では分水嶺越えをすることが多く、RFポイントでもある。 |
ヘク |
へく |
<沢>比良にある安曇川水系減九谷のこと。入門向けの沢として有名で、沢パーティの予備合宿part1は必ずここへ行くが、さすがに三回生にもなるとヘクが5回目という人もでてくる。ヘクに行って「あれっ、今日はいつもより水が少ないなぁ」などと言うようになるとワンゲルの在籍が長い証拠である。 |
ヘク谷 |
へくだに |
<沢>上述のヘクに同じ。 |
ヘツリ |
へつり |
<沢>沢の技術の一つで、水面近くの岩場を通っていくこと。ヘク谷のヘツリ場は有名。成功した時には嬉しいものだが、失敗するともちろん水に落ちる。 |
ヘツラー |
へつらー |
<沢>他にルートがあっても、あえてヘツリでの突破に「こだわり」を見せる人達。下山間際にヘツリに失敗したヘツラーの服はずぶ濡れ。→チムナー |
ヘツリ大会 |
へつりたいかい |
<沢> <KUWVオリ>沢面予備合宿part1恒例のヘク谷の樋状5m滝でのヘツリ。釜が深く、落ちても大丈夫なので、ヘツリの練習に最適。 |
ペミ |
ぺみ |
肉類の保存方法。材料に塩胡椒をたっぷり粉してラードを多めに入れて火を通し、油で固めてビニール袋に密閉しておくと、夏でも数日間は食べられる。人参、玉葱、じゃがいもなどを一緒に入れるのも可。油ギトギトになるのでカロリーがかなり高くなってしまうが、山の上なら問題ないだろう。ペミカンの略。 |
ヘルメット |
へるめっと |
<沢>「メット」参照。 |
防水袋 |
ぼうすいぶくろ |
<沢>沢登りでは、ザックカバーをしていてもザックに浸水してくるので、中もしっかり防水しなければならないので、防水袋を使う。二重三重の防水は当たり前だ。 |
ホールド |
ほーるど |
岩登り用語で、手がかりのこと。 |
保険 |
ほけん |
→「山岳保険」の項を参照。 |
ポコ |
ぽこ |
ヤブのときに主に使う言葉。地形図上に現れないほど小さい小ピーク。ポコを把握する感覚がヤブでは重要。 |
補助ザイル |
ほじょざいる |
<沢>メインザイルを使うほどでもないところで使う、メインザイルより細くて短いザイル。京大ワンゲルでは8mm×15mを持って行っている。 |
細引き |
ほそびき |
登山に行くときに持ち歩く、細いロープ。荷物をまとめる、剥がれた登山靴のソールを固定するなど非常事態には役に立つだろうが、普段はザックの底に眠っている。 |
ボッカ |
ぼっか |
体力を付ける為に、敢えて荷を重くすること。またその荷物のこと。歩荷と書く。KUWVでは予備合宿でボッカを行う。水をボッカすることが多いが、かつては山で消費できる20%alcohol燃料(人間用)などをボッカすることが多かったようだ。 |
ボックス |
ぼっくす |
京大ではサークルの部室をBOX(ボックス)と呼んでいる。KUWVのボックスは西部構内にある。飲むのによし、打つのによし、自宅生は電車が無くなれば泊まるにもよし、と恵まれた環境であると思うが、建て替える、建て替えないで学生部ともめているらしい。最近建て替えが決まったようだ。2008年4月から工事が始まる予定。 |
炎の○時間ピッチ |
ほのおの○じかんぴっち |
普通、登山中は1ピッチ1時間ぐらいでレストを取るのが普通。しかし、レストをとるのに適当な場所が無かったり、天気が悪くて休む気が起こらなかったり、もうすぐ目的地に着くときなどは、1時間でレストをとらず延々進むこともある。炎の1ピッチ。 |
ポリタン |
ぽりたん |
コスモポリタンクのこと。水を運ぶ容器。KUWVでは2リットルの物を使っている。2リットル以上持つときはペットボトルなども使う。cf.プラティ |
ポンチョ |
ぽんちょ |
(西poncho)かつて一世を風靡した、謎の黄色い物体。昔はテント内の敷物として使われたが、現在は銀マに取って替わられている。「イザという時に雨具としても使える」というのが、あえて敷物にポンチョを採用した理由らしいが、セパもあることだし、実際にポンチョを雨具にする人はいない。 |