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2011前期 沢面 個人山行

大山・甲川遡行

【日時】

11年7月30日 2人 0付日帰り

【メンバー】

  • 服部
  • 小阪さん(府立医大)

記録 7月30日

入渓(8:00くらい)-上の廊下終了(17:00くらい)-林道(18:30くらい)-下山(20:30くらい)

小阪さんが以前から行きたがっていた甲川へ。途中ドンキホーテで小阪さんがライフジャケットを買ったりしながら高速を使いアプローチ。深夜に鶯橋に到着。南紀に行くよりだいぶ楽な気がする。

翌朝起きると雨が降っている。しかも相当寒い。二度寝して目覚めると雨が降っておりしかも相当寒い。なんだこれは。ぷんすかしながら8時くらいに入渓する。一泊の予定なので食料やテントを持っていった。増水気味なのと小阪さんが直登派なので最初からガンガン泳ぎまくり登りまくりで、水に浸かってばかりで相当寒い。これはやばい。下の廊下はスカイフックを使ったり流木を使ったりしながら進んでいく。やがて河原となりしばらく進むと中の廊下。だいたい簡単だったが相当寒い。水が濁りだした。中の滝はズルズルでややきもい。

やがて河原となりしばらく進むと急激に水温が低くなった。なんだこれは。体温が奪われていく。湧水でも合流したのか。しかもそこから上の廊下が始まる。12時半くらいだったか。水が濁っている。最初にして最大の核心二段滝は小阪さんの渾身のリード。記録では左岸の壁を残置ハーケンでトラバースしてから残置スリングを使って登ることが多いが、残置一切不使用で泳いで釜を横断→ハーケン連打の登攀。一度釜に墜落していた。結局この滝を後略するのに2時間かかった。しんどい。次の滝も小阪さんリード。泳ぎながらカムを決めハンマー投げ、そこからアッセンダー使用で登攀。その後も泳いだり登ったりして進み、最後の滝も泳ぎと人工登攀で抜け、17時過ぎになんとか上の廊下を脱出することができた。寒さと疲れと達成感があふれた。

一泊しても良かったが僕の希望もあってそのまま下山にとりかかる。記録によると15分ほどのルンゼ歩きで林道に出られるはずだったがどこをどう間違えたのかルンゼは途中から藪とザレ場となり1時間くらい延々登り続けてやっと林道にたどりつく。僕は死にかけていた。雨はあがっていた。そこからは延々林道と車道を歩く。涼しい。爽やかな風が気持ちいい。疲れた。正確な時間は覚えていないが20時半くらいに車にやっと着く。そのあとはすき家で飯を食い京都に向け運転。疲れ果てつつ運転したこの時の記憶から、僕の中では自分たち以外にまったく車のいない山陰道の印象が強く残っている。