catchcopy

2009後期 沢面 個人山行

台高 蓮川布引谷遡行

概要

【日時】

2009年10月9日〜10日(0付日帰り)

【行程】

1日目:布引谷右岸林道終点(入山)〜布引滝〜二俣〜迷岳〜蓮ダム下(下山)

【メンバー】

  • 根本(SL)ー原澤(CL)

【概要】

後期は人数不足により沢Partyが組めなかったので、個人山行という形で根本と沢へ。2人だけというのはなかなかさびしいものだ。とりあえず2〜3級で日帰りできるということで台高の布引谷を選択。いい谷が揃う蓮川水系にあって120mの大滝を持つ谷である。


記録

10月9日(アプローチ)

この日免許を交付されたばかりの根本と交替しながら運転して、お馴染みの奥香肌温泉スメールに駐車。相変わらずスメールは人が少なかった。23時に就寝。

10月10日 晴れ

5:00 起床。

5:40 布引谷右岸林道終点に駐車。

5:53 出発。

6:43〜7:06 レスト。

7:50〜8:04 布引滝手前でレスト。

8:41 巻き終了。

9:02〜12 910mの二俣でレスト。

9:50〜55 水汲みレスト。

10:11〜35 迷岳。

11:35〜44 レスト。

12:47 蓮ダム下に下山。

13:41 駐車地。

布引谷の右岸林道終点から立ち入り禁止の看板をスルーして出発。右岸の作業道を行き、堰堤を越えたところで入渓するが、先日の台風の影響が残っているのか、眼下に見えたゴルジュは軽く引くくらいの水量だった。それでも堰堤を越えてからは水量も落ち着いてきたし、この谷は巻きしかないということでそのまま直進。

最初のほうの7m滝と10m滝はどちらも右岸巻き。そういえばこの谷は全部右岸巻きだった。写真を撮ったが、早朝だったのと撮り方が悪いのとでかなり暗くなってしまい、ものすごく険悪な谷に写った。もうちょっと撮り方を工夫したほうがいいかもしれない。

この後谷は開けて穏やかな流れになり、もう少し遅ければ紅葉がきれいだったろうなぁと思った。しばらく平流が続き飽きてきた頃に2段25m滝が登場。やっぱり水流がだいぶ太い気がしたが、これも右岸巻きでさくっと越えていった。

8時頃、早くもハイライトである布引滝に到着。4段120mの大滝で、期待通りの水量と迫力だった。巻きのルートは右岸斜面を登り、壁に突き当たったら左へ回り込み、さらに登ってテープのある明瞭な踏み跡に出たらあとはそれをたどるだけ。少し行くと二手に分かれるので、谷方向へ向かうとそこが最上段の落ち口。思ったよりもだいぶ楽だった。

これ以降特に難所はないようなので根本にTopをさせてみたが、本当に何もなかったのであまり練習にならなかっただろう。地形図上の水線の二俣は迷岳に近い左へ。詰めはガレじゃなくて涸れたナメっぽい感じだったので割りと楽だった。

迷岳では秋山のさわやかな風が吹く中、昼食を兼ねた長めのレストを取った。個人的には山は秋が一番いいと思う。夏は登りきっても暑いだけだから。そんなことを考えてたら一気に冷えてきたのでとっとと下山を開始した。

下山は飯盛山方面に少し下り、「布引谷コース←」という看板のある分岐に出たらあとはテープに従うだけだが、この道が結構荒れていて疲れた。ルンゼにかかっていた木橋を踏んでみたらあっけなく落ちたのはちょっと衝撃的だった。

蓮ダム直下に下山すると下流の水がものすごく濁っていて、やっぱり増水してたのかと今になってビビった。1時間ほどの車道歩きで駐車地に戻ったが、途中で近隣の子供たちに変な目で見られた。

今回はバッチリスメールに寄り、満足して帰京。都市部は根本が運転したが、初心者の運転はやっぱり恐ろしかった。まぁ僕も2年前はそうだったのだろう。今日で寿命が軽く2〜3年は縮まった気がした。


山行を終えて

総括

布引滝は一見の価値がある見事な滝だったが、それ以外の見所は特になかった。まぁアプローチも容易だし、後期の沢初めとして感覚をつかむのにはちょうどいい山行になったと思う。個人的には前期に逃したスメールに入れたので満足だった。