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2009前期 沢面 part1

比良 安曇川ヘク谷遡行

概要

【日時】

2009年6月7日(日帰り・予備日1日)

【行程】

1日目:坂下(入山)-お釜の滝-植林小屋跡-小女郎ヶ池-坂下(下山)

【メンバー】

  • 安原(SL/Top/気象)-根本(Sec/食当)-山川(装備)-原澤(CL/記録/医療)-中澤(顧問)

【概要】

新入生の根本、他大学の山岳部からやってきた山川さんを迎え、新たなメンバーで毎度おなじみのヘク谷へ。直登や巻きなどの基本要素や沢中での各自の役割を確認することが今回の目的である。


記録

6月7日 小雨時々曇り時々晴れ

5:20 ヘク谷出合着。

5:35 出発。根本にわらじの履き方指導。

5:53 入渓。

6:25-50 2条8m滝。根本と山川さんをビレイ。

7:42-52 お釜の滝手前でレスト。

7:54-9:28 お釜の滝。ランビレ。

9:53-10:02 2段12m滝手前でレスト。

11:49-12:01 植林小屋跡で昼食レスト。

12:51-13:55 ゴーロ帯の岩壁でランビレ。

14:34-55 小女郎ヶ池。遡行終了。

16:00 下山。

予報では晴れだったのに出合に着くとなぜか小雨。僕はもう5回目のヘク谷だが、どうやら今回も陰湿な谷というイメージはぬぐえなそうだ。しかも4月の遡行中に鹿の死体を2頭確認したという事前情報があり、いい具合に腐っていそうだったので、自分で飲み水を持っていく羽目になった。沢登りなのに。 そんなこんなでテンションが上がらないまま出発し、入渓前に河原で根本に恒例のわらじの履き方指導をしたが、わらじを前後逆に履かせるという愚かなミスを犯してしまい、中澤先輩に笑われた。

最初の2条8m滝ではいつも通りTopがフリーで登って後続をビレイした。安原は沢中初ビレイで支点設営に手間取っていたようだが、割とすんなり全員が通過できた。

お釜の滝ではランビレ。安原が2ピン目を取るのにかなり苦戦したため、めちゃめちゃ時間がかかった。ずっと滝の横でビレイしていた根本のあごにはかわいそうにヒルがついていた。ヒルがすごいのか、根本が鈍いのか、気づかないもんなんだなぁと思ったが、気づいたところでビレイ中だし剥がせないか。

2段12m滝は練習のため右岸を巻き、続いてへつり大会。安原と根本はあっけなく落ちてそそくさと巻いていった。山川さんは無事クリア。僕はCLが落ちて醜態をさらすわけにはいかないという無駄なプレッシャーを押しのけて何とか突破できた。前回より難しく感じたのは気のせいだろうか?

植林小屋跡での昼食後、詰めのゴーロ帯の中にある岩壁で2回目のランビレ。安原は最初ハーケンがうまく決まらず愚痴をこぼしていたが、支点となる木の根やリスはたくさんあるので全体的にスムーズに終わった。

あとはゆるい詰め上がりを経て小女郎ヶ池で遡行終了。5人中3人の足にヒルが取り付いており、ヘクのイメージダウンに一役買っていた。沢装備を解除したりしてしばらく休んでから、だるい登山道を下って坂下に下山した。


山行を終えて

総括

鹿の死体は3頭もあったしヒルは増えてるしで、なんか荒れてるなぁという感じだったが、遡行の内容としてはザイルワークの確認や新入生の沢デビューなど、充実していたと思う。今後いろんな沢の遡行を重ねてPartyのレベルアップを図りたい。