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2009年度前期 縦走面 吹上Party予備合宿Part3

大峰山脈 吉野〜八経ヶ岳〜坪内

概要

【概要】

part3は大峰に行くことにした。吉野から入山し、山上ヶ岳・八経ヶ岳を登って天川温泉に下山する、良い所取りのルートである。part1・2と同様に長期山行に耐えうる体力をつけることに加え、山での連泊に慣れることや、ある程度標高の高い山に登ることなども今回の山行の目的である。

【日時】

09年6月26日〜6月28日 6人 2泊3日

【行程概要】

6月26日:奥千本口(入山)ー試み茶屋跡ー二蔵宿小屋ー大天井ヶ岳ー五番関(CS1)

6月27日:五番関(CS1)ー山上ヶ岳ー阿弥陀ヶ森ー大普賢岳ー七曜岳ー[pistonー行者還岳]ー行者還小屋(CS2)

6月28日:行者還小屋(CS2)ー一ノ垰ー奥駈道出合ー弥山[pistonー八経ヶ岳]ー狼平ー栃尾辻ー坪内(下山)

【メンバー】

  • CL・記録・医療:吹上
  • SL:宮西
  • 装備:藤谷
  • 食当:石田
  • 装補・気象:安達
  • 食補:上杉

記録

6月26日 天候 晴れときどき曇り

11:09 入山。

11:52 レスト。

12:20 試み茶屋跡。

12:58 四寸岩山でレスト。

13:22 足摺茶屋跡。

14:01 二蔵宿小屋でレスト。

14:30 大天井ヶ岳でレスト。

14:55 五番関(CS1)。

8時半に吉野に集合するはずだったが、他のメンバー全員が橿原神宮前で寝過ごしたため、入山が予定より2時間も遅れることとなってしまった。

1日目は非常に穏やかな道が続いた。何回か整備された林道を横切るが、計画したルートに忠実に歩いた。道標が多くあるので迷うことはない。

入山が遅れた分、かなりペースアップして歩いたので2時には二蔵宿小屋に着いた。入山前はここをCS1とすることも考えていたが、4時には五番関に着けそうなのでそのまま進むことにした。

五番関には4時ぎりぎりに到着。気象通報に間に合ってよかった。五番関はまあまあ良いテン場で、6テン2つぐらいなら張れそうだった。水場は往復20分ぐらいの所にある。

夕食はチャーハンだったが、6合の米を1つの鍋で炊いたため、水の量が足らず砂利のような食感になってしまった。

6月27日 天候 晴れ

3:30 起床

5:15 出発。

6:07 レスト。

7:14 西の覗でRF指導。

7:39 山上ヶ岳でレスト。

8:33 小笹宿でレスト。

9:07 阿弥陀ヶ森。

9:58 大普賢岳でレスト。

11:05 レスト。

12:24 行者還岳へのpiston開始。

12:31 行者還岳。

12:49 piston終了。 

13:00 水汲みレスト。

13:19 行者還小屋(CS2)。

3時半に起床。テント内が狭かったのでCLは外寝していたが、寝方が悪かったためかCLは貧血になってしまい、朝食も食べられない状況だった。体調が良くなるまで横になっていたが、出発が1時間近く遅くなってしまいメンバーには迷惑をかけてしまった。

2時間ほどで西の覗に到着。先端部に行ってみたが断崖絶壁になっていて足がすくんだ。展望が開けていたので10分ほどRF指導をした。

西の覗から10分ほどで山上ヶ岳に到着。この山行のメインピークの一つなので記念撮影をした。

2時間半ほどで大普賢岳に到着。大峰奥駈道の北半分は緩やかな道が多いが、大普賢岳・七曜岳周辺は道が険しく、切り立った崖が多いので体力を使う。鎖場もあるが注意して通過すれば特に危険ではない。

1時過ぎに行者還小屋に到着。非常に綺麗な小屋だった。意外にも他の登山者が来なかったので、小屋を広々と使うことができた。

夕食はきのこスパゲッティ。とてもおいしかった。スパゲッティのゆで汁も味噌汁とコーンスープの素を使って有効活用した。

小屋泊はこのパーティでは初めて。テント泊とは段違いに快適な一夜を過ごすことができた。

6月28日 天候 雨のち曇り

3:30 起床。

4:47 出発。

5:38 一ノ垰でレスト。

6:49 聖宝の宿跡でレスト。

7:33 弥山でレスト。八経ヶ岳へのpiston開始。

8:05 八経ヶ岳でレスト。ガスってて何も見えない。

8:39 弥山。piston終了。

9:36 狼平で水汲みレスト。

10:55 レスト。

11:13 栃尾辻。

12:04 レスト。

12:40 下山。

3時半に起床。外は残念ながら雨だった。しかし暴風雨というわけでは無いのでセパを着て出発する。

黙々と歩き、1ピッチで一ノ垰に到着。ここの避難小屋は本当に避難するための小屋で、宿泊には適さない。しかし雨風はしのげるので雨中のレストにはかなり役に立った。

聖宝の宿跡までは特にアップダウンも無い道。一度レストを入れてから弥山へ。こちら側からの登りは狼平側より急でなかなかしんどい。

30分程で弥山に到着。この辺りで雨は小降りになってきた。pistonの準備をして八経ヶ岳へ。

8時に八経ヶ岳に到着。CLはもう何回も八経ヶ岳に登っているが、それでも来るたびに来て良かったなあと感じる。ガスっていて周りの山々が見渡せなかったのは残念。記念撮影をして、弥山に引き返した。

弥山からの下りはおなじみのコース。わずか3ピッチでさくっと下山した。 温泉に浸かり、温泉横の料理屋で打ち上げをして解散した。


山行を終えて

総括

大峰はやはり良い山だった。しかし八経ヶ岳からの眺めがあまり良くなかったのは残念だった。 吉野〜山上ヶ岳〜八経ヶ岳〜坪内とかなり長い距離を歩いたが、メンバー全員がよく歩いたと思う。part1〜3を通して、合宿に行ける体力は十分養成できたのではないかと思う。