catchcopy

2008後期 沢面 part1

比良・安曇川水系へク谷遡行

概要

【日時】

08年10月5日 4人 日帰り

【行程】

坂下(入山)―お釜の滝―植林小屋跡―小女郎ヶ池―坂下(下山)

【メンバー】

  • CL・医療・記録:原澤
  • SL・Top・気象・食当:中澤
  • Sec・装備:安原
  • 顧問:北村

【概要】

安原が後期から沢面に入り、新メンバーで例年通りヘク谷へ。安原に沢に慣れてもらうとともに、ザイルワークやランビレの確認をし、各自の役割を把握することが今回の目的である。


記録

10月5日 天気 曇りのち雨

6:08 ヘク谷出合着。

6:37 入渓。

6:58 2条8m。Secをビレイ。この後雨が降り出す。

8:01~11 お釜の滝手前でレスト。

8:11~9:36 お釜の滝。ランビレ。

9:52 3段12m。右岸巻き。

10:14~23 18m上でレスト。

10:30 樋状5m(へつり大会)。左岸巻き。

11:10~25 植林小屋跡で昼飯レスト。

12:11~42 ゴーロ帯の岩壁。ランビレ。

13:14 小女郎ヶ池。

14:17 下山。

およそ4ヶ月ぶりにやって来たヘク谷はいつもより明らかに水量が少なかった。というよりこれまでが多すぎたのでこのくらいが普通なのだろう。曇り空の中、安原にわらじの履き方を指導してから、難なく安曇川を渡渉して入渓した。

最初のイベントは2条8m。前(と言っても前回は右岸を巻いたが)とは水流が違う気がしたが、普通に突破できた。ここを過ぎたあたりから雨が降り出し、一気に萎えた。やっぱり雨は午後からという予報は山では信用できない。

続いてお釜の滝。天気が心配だった、というか正直面倒くさかったのでランビレはカットしてもいいか〜と思っていたが、2人が結構やる気だったのでランビレをすることにした。今回初めてトランシーバーを滝の上下で使ってみたが、あれはなかなかやる。滝の音がすごい所ではかなり役に立つだろう。ランビレ自体は、安原がハーケン抜きに結構苦労していたが、何とかうまくいった。僕はというとSecの支点をとっていたナッツが異常に効いていて抜けず、ハンマーで長いこと格闘して無駄に疲れた。やっぱりナッツを持っている以上ナッツキーは必須である。

この後の3段12mの巻きは無難にこなし、へつり大会である。水流がやけに強く、雨で岩もぬれていて見るからに難しそうだったが、とりあえず中澤先輩に取り付いてもらった。が、やはり難しかったらしく途中でドボン。顧問は落ちる決定的瞬間をカメラで狙っていたようである。Topが戻ってきたところでおとなしく右から巻いて通過。

植林小屋跡に着いて、雨も本降りになってきたようだが、沢中ではあまり感じない。雨の日の昼食は面倒くさいものだが、今回はSOYJOYだったので面倒くさがる暇もなかった。SOYJOY好きにはたまらない食当である。

昼食後、水が枯れたゴーロ帯の中の岩壁で2回目のランビレ。ここではTopがナッツでとった支点が2つも外れるというまさかのハプニングがあった。ナッツは力の加わる向きを考えて設営しなければならないのだが、やはり僕も含めてまだまだナッツを使いこなせていないのだろう。金毘羅などでももっと積極的にナッツを使っていくべきだと思う。そんなわけで4個中2個の支点が既に外れていたのでSecの登攀は異常に速く済んだ。

詰め上がりはなぜかTopが沢筋を離れて藪を漕ぎ出し、いつもと違う方向から小女郎ヶ池の姿を見ることになった。ヘクだからいいかと思ってしまったが、CLとしては強く止めるべきだったかもしれない。雨中の池にはもちろん誰もおらず、僕らもとっとと靴だけ履き替えて坂下へと下っていった。


山行を終えて

総括、反省

雨であまりモチベーションの上がらない山行だったが、それでも毎回違うヘクの姿を楽しめたと思う。各自の基本的な役割も確認でき、充実したPart1だった。