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2008前期 沢面 夏休みPWpart1

台高 白崩谷下降〜東ノ川遡行

概要

【日時】

08年8月4日〜6日 3人 前夜泊2泊3日

【行程】

8月4日:大台ヶ原駐車場(入山)―尾鷲辻―白崩谷下降開始地点―東ノ川本流出合(CS1)

8月5日:本流出合(CS1)―中崩谷出合―大ヌケ谷出合(CS2)

8月6日:大ヌケ谷出合(CS2)―中ノ滝下―高倉滝―シオカラ谷吊り橋―大台ヶ原駐車場(下山)

【メンバー】

  • CL・医療・記録・装補・食当:北村
  • SL・Top・気象・装備:原澤
  • Sec・食補:中澤

記録

8月3日

14:35 box出発。赤い車。

19:40 大台ケ原駐車場着。トイレ横の広場で0付。星がよく見える。

8月4日 天候:晴れ後雨

3:30 起床。

4:45 出発。

5:20-5:29 尾鷲辻でrest。ここからの道は不明瞭とのことだったが、踏み跡・テープがあったので問題なく歩けた。

6:30-6:50 下降ポイントrest。沢装備着用。沢への道は地形図通り急。

7:18 本流出合。本流にのみ水あり。遡行図中で水流ありと書かれた右ルンゼには今回水流がなかった。

7:40-7:44 5m滝の巻き下りでザックピストン。

7:45 10m滝巻き。はじめ左岸の明瞭な踏み跡を登る。途中のトラバースから踏み跡が薄くなり、若干危ない。地面が湿っているときは注意。ルンゼ沿いに下って沢に復帰。

8:04-8:10 滝下rest。

8:16-8:26 ヤマカガシ発見。中澤の疣治療rest。

9:10 ゴーロ滝20m。水流なく、ただの大岩地帯。右のほうに残地ボルト+スリングがあったが使えそうにないので左岸巻き。右岸の木からアプザイレン可能かも。

9:36-9:45 水飲みrest。

10:40 697 右ルンゼ。CS可。

11:19-11:33 赤い大岩手前でrest。

11:55 ようやく水が出るが、また伏流する。

12:51 東ノ川本流出合着。テン場は左岸を少し登ったところ。狭い。

17:15 夕食。このころから雨が降りだす。

19:05 就寝。

8月5日 天候:曇り一時雨

4:00 起床。

5:30 出発。

6:03 大蛇ー南の右ルンゼ。

6:18-6:30 ゴーロ巻き。6:30-6:40巻き後rest。

7:38-7:48 アメ止めの滝(ゴーロ滝10m)rest。 巻き途中、岩の下をくぐるところでザックピストン。巻き道にはテープあり。

10:00 地獄釜滝。右岸の仕事道をたどっていたため中崩谷には気づかなかった。そのまま右岸を巻くことにする。右岸を登っていき、立ち木からアプザイレンで沢に戻る。

11:00-11:38 滝上昼食rest。雨がぱらつく。

13:19 rest。2段4mゴーロ状?。左の岩壁にハーケンが打ってあったので、Topがフリーで登りザックピストン。後続は、少し右の岩間を登る。今回Topが通ったルートを使う場合、後続確保したほうがよい。

13:51-14:00 rest。

14:48-15:23 1個目の大岩後、岩小屋があったのでrest。雷の後、豪雨。

16:00 CS2着。西の滝が見える。快適なテン場。

17:37 夕食。沢の水が濁っていた。

19:30 就寝。

8月6日 天候:晴れ

4:00 起床。

5:30 出発。

5:53-6:03 西の滝見rest。

6:15-7:00 中の滝見rest。

7:30-8:01 3段12m。

8:29 rest。12mチムニー状前。沢が右に折れるところ。

9:25-9:55 高倉滝下(右からの斜瀑15m)rest。右のルンゼから巻く。上の小滝数個もまとめて巻いた。

10:35 東の滝見。沢を結構戻ったところにある左岸ルンゼの左手に踏み跡あり。巻き入り口には白いテープがあった。滝見道まで登り、道が沢に近づくあたり(鎖・ロープが張ってあるところ)で沢に戻る。

11:19 シオカラ橋。avec発見。

11:52 大台ケ原駐車場。下山。留守本である前田先輩が現れる。


山行を終えて

総括、反省

・堂倉谷と繋げて行くつもりであったが、東ノ川で力尽きた。予想以上に体力が必要だった。

・特に核心部はなく、全体的にゴーロで難しい。行程的には2日目が一番ハードだった。

・山行全体を通してザックピストンを多用した。東ノ川本流ではショルダーも数回。

・白崩谷は渇水のためか殆ど伏流していて焦った。水があるうちに、多めに汲んでおくべき。

・東ノ川本流地獄釜滝までのゴーロは右岸を巻きつつ進んだ。

・地獄釜滝を右岸から巻く場合、滝落口に直接トラバースするルートもあるようだ(踏み跡があった)。ただ非常に高度感があるので、ザックありでは厳しいと思われる。行くなら絶対確保必要。今回アプザイレンに使った立ち木は最初がハングしていて少し怖い。

・鳥渡谷は、大ヌケ谷の1本手前左ルンゼ。3つの大岩が見える。

・今回の大岩突破法…1個目の大岩は、沢の左岩壁と岩の間を登りザックピストンで通過。怖い飛び石部分は、水中を歩けたので、必要なかった(水量が少なかったため)。2つ目は通常通り。3つ目の大岩は、ルンゼから入ってすぐ左にある踏み跡を少し行き、残地ロープのある斜面を登る。

・シオカラ谷の3段12mは今回直登気味に行ったが、やや難しくザックピストン・ショルダーなど使いながら何とか突破した。

・今回使った東ノ川遡行図には、アメ止めの滝・地獄釜滝・高倉滝・東の滝の情報がなく、判りづらかった。関西周辺・エアリア・記録などと比較した上で改良すべき。遡行図が必要ないといえば必要ないのだが。