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2008前期 沢面 part1

比良・安曇川水系へク谷遡行

概要

【日時】

08年6月7日 4人 日帰り

【行程】

坂下(入山)―お釜の滝―植林小屋跡―小女郎ヶ池―坂下(下山)

【メンバー】

  • CL・医療・記録・装補:北村
  • SL・Top・気象・装備:原澤
  • Sec・食当:宮西

記録

6月7日 天気 曇り

4:10 box出発。367号線沿いの温度計は13℃だった。

5:13 へク出合到着。車が既に2台停まっていた。安曇川の水量は多い。

5:37 入渓。

6:05 2条8m下着。水量が激しく多く、直登困難。この滝を突破できたにしても、この水量では遡行続行は難しいと考え、撤退の方向で考える。ただ、即座に撤退するのも名残惜しいので、水量が減るという僅かな可能性を期待し、少し手前の広場で1時間待機することに。巻くという選択肢もないではないが、沢初心者のいる本パーティーでは危険性が高すぎるように思われた。

7:14 水量を見に行くが、当然減っていない。広場に戻る途中で顧問が巻き道を発見(右岸、赤テあり)。顧問が偵察に行く。簡単に巻けるとのこと。

7:30 広場に戻る。2条8mの巻きは下降も可能であり、もう一つの難関であるお釜の滝を突破出来ず撤退せねばならない場合にも使えるということなので、続行決定。

7:45 出発。巻きは下降地点までは明瞭な踏み跡があり歩きやすい。下降地点では直接沢に下りるか、ルンゼまでトラバースするかの2択であった。直接沢に下りるには、アプザイレンが不可欠、トラバースルートはそれほど困難ではなさそうなので、トラバースすることに。念のため木の根にスリングを取り、補助に使う。トラバース後半のルンゼに下りるあたり、悪いが、何とか通過。

8:05 巻き完了。上流も水量は多い。

8:44-9:00 お釜の滝手前で釣り師にあう。Rest。釣り師が、お釜の滝を直登しており、それほど困難ではなさそうなので、我々も直登することに。Topがフリーで登り、Secをビレイ。巻きは左岸で顧問によると簡単とのこと。

9:30 お釜の滝上出発。

9:45-9:49 2段12m左岸巻き。

10:00 18m右巻き。

10:05 トイ状5m右巻き。当然へつり大会は無理。

10:10-10:20 rest。 10:30 読図地点。

10:53-11:12 植林小屋跡にて昼食rest。

11:45 赤茶の滝。

12:05-12:54 ランビレ岩壁着。 少し戻って水汲み後、ランビレ。支点は3個取り、ナッツ・ハーケン・木の根。Secのセルフは大岩。

13:20-13:40 小女郎ヶ池にて沢装備解除rest。M先輩・Aさんに会う。

13:58-14:08 rest。SLが左足裏の痛みを訴えたため、バンテリンを塗る。

15:05 下山。

15:20 レンタ到着。


山行を終えて

総括、反省

・初心者を含むパーティーの場合、今回の水量では、遡行すべきでない。今回は勢いと、焦り(日程)により、突っ込んでしまった。

・今山行で、2段8m、お釜の滝の巻き道を確認できた。それゆえ、安曇川渡渉が可能ならば基本的には遡行できる。ただそれは、初心者がいない場合に限るべきであろう。

・2条8m滝巻きの沢への下降はアプザイレンのほうがよいかもしれない。トラバースルートは高度感あり。そもそも、この滝を直登できないほど増水しているときは、遡行を続行すべきではないが。

・ヒルがいた。

・巻きの偵察は、もっとしっかりと打ち合わせをした上で、行うべきだった。