06後期 沢パーティーPart2

奥美濃・三国岳薮漕ぎ


【日時】
06年10月14・15日 前夜泊一泊二日 3人

【行程】
14日:夜叉ケ池登山口−夜叉ケ池−三国岳−幕営地(県境から外れた先の平地)
15日:幕営地−下山(主稜線に沿って下降)

 沢の予備合宿Part2は,奥美濃の薮に行った。俺は楽しみは後にとっておく派なので,先に辛い薮を片付ける事にしている(時期が遅れると雪で行けなくなるという理由も有るのだが)。
前日13日にレンタでアプローチ。国道303号を辿る。前期は工事の為に使えず,2時間以上の遠回りを強いられたトンネルは無事に使えた。岩田は長距離ドライブがしたい様子だったが。下山地点付近で熊を見たが、気にせず進んだ。北海道ならともかく,本州の熊はそれほど気をつけなくて良い,というのが俺の持論である。22時前にCS0到着し、22時半に就寝した。

10月14日(土) 曇り、視界良好
4:30 起床
5:30 出発(リヒト山行)
6:16〜27 水汲みレスト
6:52 夜叉ケ池
7:25〜35 1206mピーク(夜叉姫ヶ岳)、レスト
8:16〜31 三国岳、レスト。此処から薮突入。
9:35〜46 1196.8mピーク、レスト。ピーク状にテン場あり。此処まで890m/h。
10:39〜11:00 1.5km地点、昼食レスト。此処まで570m/h。
11:43〜12:00 県境からの分岐点、レスト。北村の携帯で翌日の天候をチェック。此処まで630m/h。
13:10 CS1地点到着、行動終了。より良いテン場を捜索。此処まで515m/h。
13:23 広くて平らなテン場を発見。テントが通常の状態で張れ、非常に快適であった。
18:30 就寝。

 四時半に起床。前夜はテントを張らず車で寝たので,準備は楽だった。夜明け前からリヒトをつけて暗い登山道を行く。前期も同じ道を通ったが,怪我から完全復活した岩田のおかげでペースもあがり,ずっと早く夜叉ヶ池に着いた。此処から南に稜線を辿り,三国岳から薮に突入した。薮は想像よりも薄く,見通しも良かったので順調に進む。昼食後,時間が微妙だったのでテン場を予定通りにするか先に進むか迷ってしまった。こんな時には携帯電話の出番である。稜線上であれば,秘境奥美濃とは云え、けっこう電波が入るものである。au曰く,翌日は晴れとの事。其れならば急ぐ必要も有るまい,と云うわけで,予定のテン場で行動終了とする事にした。13時過ぎに予定のテン場に到着し,暫く快適そうな場所を探す。すると,広くて平坦で乾いていると言う,薮中とは思えない様なテン場が見つかった。普通の薮のテントは,下の笹の為に地面に接触しなかったり,でこぼこして真っ直ぐ寝られないものなのだが,今回は正常にテントを張る事が出来てしまった。皆感動していた。その後は早めに夕食を作り,18時半には就寝した。

10月15日(日) 快晴、風がさわやか。
4:30 起床
5:45 出発
6:46〜56 1116mピーク、レスト。此処まで700m/h。
8:02〜15 1097.9mピーク、レスト。此処まで680m/h。此処から2ピッチ北村にTopを体験してもらう。
9:00〜10 4.6km地点、レスト。此処まで800m/h。
9:57〜10:22 標高990mの平地、昼食レスト。此処まで830m/h。
10:46 911mピーク。このまま一気に下山する事に。
11:42 下山。此処まで1130m/h。

 この日は風が爽やかで,とても良い薮日和だった。最初の区間で俺のコンパスが薮に喰われるというアクシデントが発生したが,その他は極めて順調であった。ルーファイもしやすく,北村君にトップを体験してもらうというおまけも実行出来た。最後は長めのピッチで一気に下山。午前中に薮を抜けたのは初めてだった。薮の濃さは中程度で有ったが、ルーファイにミスも無く、順調に進む事が出来た。平均時速はおよそ760m/hで、奥美濃としては速い方ではないかと思う。

 下山後,皆元気が有り余っており,岩田に至っては5kmの山道(登り)を走って車を回収に行くと言う荒技をやってのけた。更に其れだけでは収まらず,百名山の伊吹山にアタックをかけることになった。ドライブウェイ(3000円)を使い、山頂駐車場まで行って入山。

16:04 入山。
16:11〜25 山頂を散策、記念撮影。
16:30 下山。

…やはり俗化した山だった。
この後は一路京都へ。お疲れさまでした。


文責:平澤

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