【日時】
2006年8月4日(金)〜8月6日(日) 2泊3日 5人
特に意識していなかったが、比良、大峰と定番の山域で実施してきた予備合宿。完成編も定番の白山へ。だって行ってみたかったんだもん。市ノ瀬から別山へ登り、アルプス展望台、白山メインピークから北へ向かってお花畑の道を通り、温泉へ下山するという多くの見所があるルート。白川郷への下山や岩間の噴泉塔群・無料露天風呂のあるという岩間道にも心惹かれたが、下山後の移動の面倒臭さとバス停すぐの温泉の魅力の前に断念。どうせ山に行くならエンジョイ&エキサイティング!
1日目:市ノ瀬〜別山〜南竜ヶ馬場(C.S.1)
2日目:南竜ヶ馬場〜室堂〜御前峰〜大汝峰〜天池〜奥長倉避難小屋(C.S.2)
3日目:奥長倉避難小屋〜しかり場分岐〜ゴンドラ山頂駅〜白山一里野温泉(下山)
0日目 8月3日(木) 移動日
C.L.は金沢に単身赴任中の父親の家に泊めてもらう。他のメンバーも誘ったが、駅寝を経験したいと言う奇特な人間もいたので、一人で泊めてもらう。近江町市場で寿司を食べ、のんびり過ごす。
1日目 8月4日(金)晴れ時々曇り
7:43 | 市ノ瀬 |
8:30〜8:34 | 水場R |
8:55 | 水場 通過 |
9:10 | 尾根に出る |
9:15〜9:25 | R |
10:35〜11:08 | 昼食R 1700m付近? |
11:23 | チブリ尾根避難小屋 |
12:05〜12:19 | R |
13:03 | 御舎利山分岐 piston発 |
13:15〜13:49 | 別山R |
13:58 | 分岐 piston終 |
14:49 | 油坂の頭 |
15:14〜15:19 | 水場 小休止 |
15:40 | 南竜ヶ馬場(C.S.1) |
19:30 | 就寝 |
みんなは駅前の柱の影で寝ていたようだ。バスに揺られて市ノ瀬に到着。なんかコンクリートの壁が黒いなと思ってよく見ると、壁に羽アリが一面に張り付いていた。市ノ瀬ビジターセンターで登山届けを書く。観光新道は通行止めらしい。出発。工事車両の通る道を少し歩いて登山道に入る。最初の水場で小休止。水場マークは2つだったが、ちょっとした流れはたくさんある。二つ目の水場は案内が出ていて、脇道を少し行った先にあるようだ。通過。道の脇でヘビがお食事中だった。それから程なく尾根に取り付く。まだ展望は良くない。天気は曇り気味で、白山が見える展望台とあるところで心の目を開いてみても見えない。周りがかなり開けてきて、南側が(晴れていれば)よく見えるであろうところで昼食レスト。サンドウィッチにキャベツはねーだろ。キャベツ単体でかじると結構うまかった。ここからすぐにチブリ尾根避難小屋で、再び樹林帯に入り、だんだん傾斜がきつくなる道を登りきると御舎利山の分岐。ピストン装備の準備をして別山へ。緩やかな道で、10分ほどで到着。天気が良いが、白山のメインピークは雲の中。昼寝などしてゆっくり過す。ちょっとゆっくりし過ぎて、天気図までにテン場に到着するか危うくなって来たので、森戸に少々ペースを上げるよう指示。調子に乗った奴は暴走を始める。ほんの数分で2番目を歩く松尾と50メートルぐらい間隔が開いてしまった。大屏風とやらの岩肌を見たりしつつ油坂に到着。石ころがごろごろしている。今年は雪が多かったらしいが、さすがにこの時期になると雪はなかった。下りきったところの水場で小休止。雪解け水の流れか。頭から水を浴びると気持ちいい。すぐのところに残雪があり、冷たい風が吹き出ていた。最後の登りを終えてC.S.1に到着。
すぐそばに高原植物があるテン場。雪解け水の流れで宮城が持ってきたビールを冷やす。夕飯は鍋物。昼間のキャベツはこれと兼用のせい。ビールがうまかった。中高年のパーティがよく小屋で酒を飲んでいるが、その気持ちが少し分かった。夕食を終えて散歩。日没がとてもきれいだった。刻一刻と夕日に照らされる雲や山の色が変わっていく。他のやつらにも勧めるが誰も来なかった。もったいない。
2日目 8月5日(土) 晴れのち快晴
4:00 | 起床 |
4:56 | C.S.1発 |
5:35〜5:54 | アルプス展望台R |
6:23 | 白水湖方面分岐 |
6:32〜6:52 | 室堂R 水汲み |
7:32〜8:16 | 御前峰R |
9:09〜9:38 | 大汝峰 R |
10:18 | 釈迦岳、岩間道方面分岐 |
10:35〜11:04 | 昼食R 四倉山 |
11:55〜12:18 | 油池R 水汲み |
12:59 | 天池 通過 |
13:16〜13:30 | 百四丈滝展望台R |
14:26 | 奥長倉避難小屋(C.S.2) |
19:30 | 就寝 |
アルプス展望台で日の出を迎えることを考えて一度3時ごろに起きたが、やる気が出ずに2度寝。4時に起きて5時前に出発。展望コースを行く。アルプス展望台からの眺めは最高。雲の海の向こうに北アルプスらしい山々が見えた。白水湖方面への平瀬道の分岐を過ぎるとすぐに室堂センターに到着。ちょうどラジオ体操の時間だった。今日はここ以降水場が不安定なので、ここで満タンにしておく。御前峰からは室堂の人がゴミのようだ!ここからも北アルプスが見え、天気も最高なのでゆっくりする。記念写真を撮って出発。池の間を通って大汝峰へ。ここは広い山頂。ここから先は人が極端に少なくなる。ハイマツが結構繁っていて掻き分けながら下っていく。七倉山の分岐では先頭が迷うことなく釈迦新道に入り、3番目まで着いていった。見送っていると角を曲がって見えなくなりそうになったので、どこ行くねんと声をかける。分岐から少し歩いて四塚山脇のお花畑で昼食。日陰がなくて暑い暑い。かめわり坂の長い長い坂を下りきって油池に到着。宮城と森戸が水場を確認しに行く。水場までは急な斜面を下り早くて5分、トゲ植物がある上に流れはちょろちょろらしい。お花畑が続く中、一度短い雪渓を渡り、天池を過ぎ、百四丈滝展望台で最後の休憩。清浄ヶ原の緑が見事。短い木道を過ぎると美女坂の下りが始まる。急な坂で、木が生い茂っているのに日は射し、風が全く通らない灼熱地獄。かなりしんどかった。美女坂を下りきったところに分岐があり、水場の看板が出ていたが、ちょっと覗いてみると、どこまで降りんねんという急斜面になっていたので無視。少し登り返すと奥長倉避難小屋に到着。2階建てでかなり広く、快適。外にはちょっとしたイスとテーブルがある。小屋の中の床にメモがあり、「水場まで片道13分」「水場は残雪期及び大雨時のみ水有り。晴天時は水涸れの時多し←注意」とあった。使えないタイプだな。小屋前から雲の海に沈む夕日を見る。なんか時々鈴の音がするが、気のせいだと思っていたら、寝る直前19時25分ごろに人が一人来た。こんな時間にどこから来たのやら。
3日目 8月6日(日) 快晴
4:00 | 起床 |
4:50 | 準備完了 御来光待ち |
5:07 | 御来光 |
5:10 | 出発 |
6:11〜6:23 | しかり場分岐R |
7:16 | 林道渡る |
7:30〜7:40 | ゴンドラ駅R |
8:45 | 下山 |
4時に起き、50分で準備が出来たが、日の出も良く見えそうなので待つ事にする。なかなか昇らない。この小屋は水場が無い以外はほんとにいいところだ。御来光も見たので出発。1時間ほどでしかり場分岐に着く。ここからは緩やかに下っていき、もう1時間ほどでゴンドラの山頂駅に到着。ゴンドラを使うつもりはなかったので調べていなかったが、このときは運行していなかった。近くにトイレと水場、レストラン、自動販売機あり。スキー場用のだろう。レストランを物色していたら人の気配がした。ここから下る道は資料がほとんどなかったので地図と見比べながら進む。エアリアでは点線の道で、鉄塔のメンテナンス用の道らしい。駅の東側にまわって少しのところに下る道があり、方向も合っているようなので入る。なにやら途中に左に道が延びていたが、正面の道のほうが広くてはっきりしていたのでそのまままっすぐ道なりに下っていくと送電線の塔の下で道が分からなくなった。左の奥のほうに道と言えなくもないスペースがあったので、少し進んでみる。道なき道を尾根沿いにしばらく行くとかなりの急斜面に出、尾根も東向きになっていたので、これじゃないだろうと引き返す。さっきの分岐のほうへ行くとそのまま分かりやすい道が続いていた。いくつか鉄塔の脇を通り抜け、道をふさいでいたロープをまたぎ(?!)、下っていくと車道に出て下山。
バス停の位置を確認し、この時間(午前9時)でも開いている温泉を探す。事前にちょっと調べた感じではこの時間に入れるところはなかなか無さそうだったが、いざ探しに行こうとした途端、おばちゃんに声をかけられる。この時間でも温泉に入れるらしいので付いて行くと、すぐそこの「いちりの岩間山荘」へ。24時間温泉に入れるらしい。日帰り入浴350円。下山後の温泉はやはり気持ち良い。ジュースを飲んだりソフトクリームを食べたりしてゆっくりし、地元民から良い評判を聞いた事のない森喜朗の名前入りの自民党の広報板があるバス停から金沢駅へ。金沢駅の中の店で昼食を食べて解散。C.L.は金沢城の公園を散歩してから帰る。
文責:古川