2006年度縦走前期予備合宿Part2

大峰 大普賢岳〜山上ヶ岳

【日時】
2006年7月15日〜7月16日 1泊2日 5人

計画概要

大普賢と山上ヶ岳の間の奥駆道を歩きたいというC.L.の欲求から始まった計画作り。どこから入るかを決めるのにかなり苦労した。和佐又から入るのはバス便が少なく、大台ケ原行きのバスを利用する事を思いつく。結果、あまり人がいないコースを歩く事になった。 Part1に引き続き下山地点の地形図は本当に下山地点のみ。けっ!

行程概要

1日目:伯母峰峠〜笙ノ窟〜大普賢岳〜小笹ノ宿(C.S.1)
2日目:小笹ノ宿〜山上ヶ岳〜<< piston 鐘掛岩〜山上ヶ岳>>〜山上辻〜法力峠〜観音峰〜観音峰登山口(下山)

行程詳細

1日目 7月15日(土) 晴れ

9:55 伯母峰バス停発
10:04 尾根に出る
10:56〜11:03 R 和佐又山への分岐過ぎ
12:25〜12:55 朝日窟 昼食R
14:09〜14:24 R
14:33〜14:58 大普賢岳山頂R
15:55〜16:25 阿弥陀ヶ森分岐 天気図R
16:50 小笹ヶ宿 C.S.1
19:30頃 就寝

一月前に、出発したもののメンバーの体調不良により入山前に撤退したPart2。やっと実行。

近鉄大和上市から大台ケ原行きのバスで伯母峰へ。auは圏外でvodafoneが何とか通じた。docomoは誰も持ってなかったので確認できず。公衆電話もなし。トイレは使える。なにやらもう一つ建物があるが閉まっていて人の気配はなかった。展望台があるが、何を見せたいのか分からん。バス停から少し戻り、トンネル横の旧道を少し入ると登山口の階段。登ると道らしいものがたくさん分かれているが、とにかく上へ行けばすぐに尾根に出る。あまり資料のなかった道だが、テープもあり、はっきりとした道がついていて歩きやすい。が。和佐又方面への分岐を過ぎると途端に下草が増えて道が少々分かりにくくなる。テープを頼りに進む。次第に傾斜がきつくなり、正面上に大きな岩が見えるところになると、どこへ進んで良いのかよくわからなくなる。テープはまだ上のほうへ続いている。左に道らしきものがあったが、先が分かりにくい。地図上では1505mのピークの手前で左にトラバースして行けば良いようなので、大きな岩の真下まで尾根を登って左へ巻く。道なのか道じゃないのかよく分からない悪路を悪戦苦闘しながらしばらく行くと、はっきりした道に出た。後ろを見ると、もう少し下にテープがあった。もうちょっとちゃんとした道があった模様。あまり急になる前に左に巻いたほうが良かったようだ。少し歩いて朝日窟で昼食。松尾は病み上がりで食欲があまりないようだ。笙ノ窟から大普賢岳は、去年反対向きに歩いたが、こんなにきついものだったか。梯子というか階段というかが連続する急な登りが続く。松尾が体調不良でダウン。休憩。しばらく休んで歩き始めると、すぐのところに山頂への分岐があった。ザックを置いて大普賢岳山頂へ。いい眺めだ。バリゴヤノ頭のゴツゴツした尾根が良く見える。ゆっくりしていると高校生ぐらいの団体が来た。どこから来たのか知らんが、えらい軽装。ここの山頂にはトンボが多く、宮城が手を差し出していると指先にとまった。分岐に戻り、北へ。下りは石ころが転がっていてあまりスピードは出ない。鞍部に着いた辺りから石ころがなくなって歩きやすい土の道になる。阿弥陀ヶ森の分岐のところで4時前になったので天気図レストをとる事に。ここに女人結界あり。少々雨がぱらついてきた。C.L.が試しに、ラジオと録音できるオーディオプレーヤーとオーディオケーブルを持ってきており、放送の録音を試みるが、雑音が多くて使い物にならなかった。無念。ここからは穏やかに下って小笹ノ宿に到着。小屋は今まで泊まった中でいちばん小さい。頑張って詰め込んで7人ぐらいか。夕食はビーフシチュー。今パーティの食当は分量というものを知らんようだ。今回はニンジンがやたらと多い。調子が悪いメンバーが多く、余ってしまったので朝食べることに。

2日目 7月16日(日) 曇り

3:30 起床
4:36 出発
5:09 山上ヶ岳 piston発
5:28〜5:48 鐘掛岩R
6:08 山上ヶ岳 piston終
6:38 レンゲ辻 通過
7:09 山上辻(稲村小屋)R
8:03〜8:17 法力峠R
9:29〜10:08 観音峰 昼食R
11:14 下山

朝起きるとガスの中。風が強い。4時半になっても少々暗かったが出発。ゆるい道が山上ヶ岳まで続く。ザックを置き、鐘掛岩方面へ。西の覗にはもう人がいた。ここに寝泊りしてるのだろうか。人にも割と会う。鐘掛岩へ着いても相変わらずガスの中で何も見えず。一度だけ西側が少々晴れて、日本昔話のような景色が見れた。岩の下にまわってみると修行している人がいた。今回は登らず。去年はこんな、案内人無しで登るなとか言う立て札あったかな。戻る。山上ヶ岳の目立たない山頂を一応踏んで下りへ。去年歩いたはずなのだが記憶に無いなー。階段が多い急な下り。階段がなかったらかなりやばそうだ。階段以外なかった。レンゲ辻に着いて女人結界を出る。もっと緩やかなところにあったような記憶があるんだが。少々登り返して進む。記憶ないなー。C.S.可ポイントあたりと思われるところ、「水源地に着きキャンプ禁止」の立て札あり。稲村小屋に到着。ここでも強風とガスの中。岩場は昨日あったし、このガスじゃなんも見えんし、岩も濡れてるしで大日岳と稲村ヶ岳はカット。法力峠へ向かう。小屋のところで会った白い犬を連れた人と会う。と、犬が向かってくる。その後も3,4回ぐらい犬が後ろから来ては主人の方へ戻っていく。一度すねに一撃食らった。最後は岩場で困ったのか戻っていった。法力峠から観音峰の方の尾根へ。相変わらず登りは置いていかれる。法力峠の辺りは完全にガスは晴れていたが、所々から見える稲村ヶ岳の方を見ると、山頂はまだガスの中だった。観音峰に到着。昼食。ラーメンちょっと少ない。作っている間に親子が登ってきた。食べてる間にまた戻って行ってしまった。法力峠から観音峰は道はしっかりしているのに人には全く会わなかったが、ここから先は結構人が多い。展望台を通過し下っていく。なんか道が変だと思っていたら、どうやらエアリアの道と地形図の道は別のものらしい。今回はエアリアの道を下った。分岐なんかあったっけな。気付かず。見比べる限り、山頂からすぐのところにあったようだ。観音の水とやらを過ぎて下山。

宮城はバス停の時刻表を見て、すぐにバスがあるので温泉に行かずに帰ると言い出した。松尾と角田もそれに倣う。まあ、下山後は自由なので放っておく(この後、3人は帰りの電車で寝過ごしたらしい)。森戸と二人で洞川へ。御手洗渓谷自然歩道と言うが、最初は車道沿いの歩道を行かねばならない。車道から外れ、森の中を行くようになると暑さは多少マシになった。森戸はやはり速い。40分ほどで洞川へ到着。すぐそこに洞川温泉センターというのがあって、600円だったので入る。12時10分過ぎに着いたのだが、12時25分の次のバスは14時55分らしい。悔しいので温泉でゆっくりする。1時間ぐらい粘っていた。露天風呂と露天に寝られる場所があるからこそ出来る事だ。温泉を出てバスの時間まで合宿の計画を練ったりして時間を潰し、バスと電車を乗り継いで京都へ。

文責:古川

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