05後期宮城パーティーpart1

台高山脈「高見山・明神平」

05年11月23日〜25日 1泊2日 4人

行程
1日目:桃俣(入山)---差杉峠---黒岩岳---高見山避難小屋(幕営)
2日目:避難小屋---国見岳---明神平---薊岳---大又林道終点(下山)

概要
北高見尾根というマイナーなルートを通って高見山に登り、台高山脈を明神平まで南下した。途中ルートを外れてしまうといった失敗もあったが、新パーティーでの初山行としてまずまずの内容だったと思う。初日の天気が悪かったのが残念。

1日目 雨
 早朝の電車に乗って奈良県榛原駅を目指した私たちだったが、到着予定時刻を過ぎても、電車が到着する気配がない。嫌な予感を抱きながら、電車の進行方向を確認すると、大阪方面に向かっている。どうやら、電車の乗換えを間違えていたらしい。結局、予定より1時間近く遅れて榛原駅に到着した。予定していたバスはとうに出発しているので、入山地点の桃俣へはタクシーでの移動となった。タクシーから降り、入山地点付近で出発準備を整えていると、トラックの運ちゃんが蜜柑を3個くれた。寒いので食べる気もしないので、ウェストポーチに捻じ込んだ。  9時30分に登山開始。今にも雨が降り出しそうな天気だ。1時間ほど寂れた林道を歩き、山道に入り込むと、ぽつぽつ降り始めていた雨が本降りになってきた。大急ぎで雨具を着込む。10時53分、差杉峠(西杉峠)を通過。エアリアによるとCS可とのことだが、4テン1つ分ぐらいのスペースが空いていた。近くに水場があるらしいが、一気に通過したので確認できず。 11時49分黒岩山に到着し、昼食レストを取る。少し弱まり霧雨となった天候の中で、サンドイッチを食べた。留まっていると寒いので、食べ終わってすぐの12時23分に再出発。歩き初めて間もなく、進行方向がずれているのに気付いたが、道を逆走するのも面倒なので、地形図に従い道なき道を数分間トラバースをして正規ルートに復帰する。13時16分に到着した大天狗岩では晴れ間が一瞬覗き、美しい展望を望むことができた。その後も徐々に天候は回復し、薄っすらとガスがかかった三峰山脈などを歩きながら眺めることができた。15時35分にCS1予定地の高見山山頂に到着。ここの避難小屋は扉がないので、小屋の中にテントを張った。これぞ必殺技!

2日目 晴れ
 朝4時半起床、前日に炊いておいた御飯を食べる。5時36に出発した時はまだ外が暗く、リヒトを装備したが、歩き始めて15分ぐらいで東の空が明るくなってきた。6時07分に車道まで降りると、そこは駐車場になっていてトイレも設置されていたので、休憩をとる。しばらく車道に沿って歩き、途中から山の中にはいる。しかし、どうも地形図のルートから外れているらしい。コンパスと地形図からおおよその現在位置を推定しながら20分ほど歩き回っているうちに、なんとか現在位置が確定することが出来、無事に計画していた登山道に復帰できた。あとで確認したところ、駐車場のすぐ近くから登山道が延びているのに、車道をしばらく進んで別の道に入ってしまったが間違いの原因のようだ。その後は特に問題もなく、7時55分に雲ヶ瀬山、9時35分に伊勢ヶ辻を通過し、10時53分に国見岳手前で昼飯レストを取った。前日とは打って変わって天気が良いので1時間ほどかけてのんびりと休憩したあとは、途中レストを挟みながら11時45分に国見岳、12時33分に明神平を通過し、13時43分に薊岳を通過し、15時45分に下山した。

感想
1日目は天候が悪かった。例え晴れていても、特別景色の良いルートではないが、雨が降ると寒いので嫌だ。2日目は天候が良かったが、こちらも比較的単調なコースで、景色は可もなく不可もなくといったところ。ただ、去年来たときはガスに覆われていた薊岳からの展望が見れたのは嬉しかった。

文責:宮城

[写真]
[戻る]