05年度後期前田パーティーPart2

石鎚山系「笹ヶ峰〜石鎚山」

05年11月3〜5日 0付2泊3日 5人


行程
1日目:一の谷登山口---モミジ谷分岐---丸山荘
2日目:丸山荘---笹ヶ峰---伊予富士---瓶ヶ森林道---シラサ峠避難小屋
3日目:シラサ峠避難小屋---土小屋---石鎚・弥山---土小屋---丸滝小屋---県道40号出合

概要
面子が揃って4連休を工面できたので、性懲りも無く四国に行ってきた。好天のなか、石鎚山系主稜線の絶景を楽しむ。まさに縦走の醍醐味の王道というやつである。

0日目
水曜の晩に京都を出発。一路四国へ。途中、時間が無いのに『石鎚に来たんやから伊予西条に寄らなあかん!』と強硬に主張し、岩田に呆れられる(他3人は寝ていた)。伊予西条の駅で水を汲んだ時点で3時半、既に0日目ではない。

1日目 曇り 後 晴れ
道の駅木の香に3人を残置し、残った古川と下山地点まで車を置きに行く。県道40号線は暗くて細くて曲がりくねった道が続いて、眠い頭じゃ大変危険。古川、何かしゃべってくれ!目的地の寺川神社に着いたのは、5時半。とっとと寝たいけどバス停らしきものが見当たらないので、30分程辺りをウロウロする。暗くて何も見えねーよ。諦めて寝る。1時間後、明るくなってから改めて見回すと、木の板でできた小さい電話ボックス、電話機抜きみたいなのがあった。…コレか?道行く人にバスについて尋ねると、ココを通る、とのこと。おとなしく待ってると林道の奥からバス登場。手を振って乗せてもらう。ようやく安心、もうひと眠り。
長沢から先は入山前なのに国道歩き10km弱。誰、この計画考えたの?2時間で終わらせて道の駅にて面子と合流、昼飯タイムとしゃれこんだ。…入山前なのに?ぜんざい食ってようやく入山。この時点で既に正午。誰、この計画考えたの?

入山後はずっと楽な道が続く。ただ稜線に詰めあがるまでに時間がかかり過ぎて、一の谷分岐に出たのは15時半。少し遅いがここから先は短いので何とかなるかな、と思ってたら、潅木の根っこのせいで歩きにくいことこの上無い。全然スピードが上がらず、仕方ないので、この日笹ヶ峰に登るのは諦めてショートカットを決行。モミジ谷分岐からまっすぐ丸山荘へ向かうことにする。結局、到着は18時半、もうすっかり真っ暗になってからだった。あ〜、長い一日だった。
山荘はシーズンじゃないためか無人。買いたてのテントの具合を確かめた。

2日目 快晴
朝から笹ヶ峰、寒風山、伊予富士と快調に踏んでいく。いい天気いい眺めいい気持ち。だがいかんせん距離が長い。このままでは前日の二の舞なので自念子の頭を越えた先で瓶ヶ森林道にシフト、西黒森と瓶ヶ森をカットする。瓶ヶ森登山口で天気図レストとグロをすまし、シラサ峠避難小屋へ。
小屋に入る前に炊事場で水を汲んでいくことにする、と蛇口がどうも空回りする…。う〜ん、シーズンオフだからだろうか、水が出ない。しばらく元栓と格闘した後、山荘しらさの人に頼んで水をもらう。

3日目 快晴
よさこい峠を『シーズンオフでも枯れない水場』に認定しつつ、土小屋にザックを降ろし駆け足で石鎚へ向かう。速く行かないと鎖場が混んでしまう。で、他の客がいないうちにさっさと鎖に取り付いたはいいものの遅々として進まない。意外にも音羽が怖気づいている。そのくせ何故か元気に喚いている。よし、岩田に任せよう。進まない音羽の世話を岩田に押し付けてCLは後ろのおじさまと談笑してましたとさ。
そんなこんなで山頂に着いてみると天狗岳までの道が人で埋まっている。カット。5分休んで帰り出すCL。ホントに石鎚が好きなの?で、土小屋までまたも駆け足で戻って昼飯。麺類にうるさい古川がメンマ、チャーシューを持参し、おいしいラーメンを披露。実は食当・岩田は調理をしない。普段も専ら鍋持ち係に徹している。閑話休題。
時間が押してきたので筒上山もカット。今回はこればっかり。誰、この計画考えたの?

下山後、車までの林道歩きに何故か古川と彌武が参戦。辺りはそろそろ薄暗くなってきている。地図で見ると5km強。なんとかなるだろ、と歩いてると意外な交通量の多さのおかげでヒッチハイクがあっさり成功。CLだけ乗せてもらって寺川まで。案外遠いしすぐ暗くなったしで、拾ってもらえて本当に良かった。でかした彌武。

この後、決死の夜通しドライブ、京都着は5時だったか6時だったか。

以下は面子の感想

古川:Part1とは打って変わって暑い山行だった。体力的には1日目に少々しんどかった以外は問題無かった。石鎚なので天気にも恵まれ、いい景色が見られたのはよかった。まだ暗いうちから暗くなるまで歩かなければならないのは少々計画に無理があったのではないかと思う。

岩田:霊験あらたかな石鎚山だけあって、これ以上ないほど晴れた山行だった。紅葉も素晴らしかったし、とても楽しい時間(+α)を過ごせた。

音羽:天気が心配だったが石鎚パワーにより快晴だった。歩きまくって半分死にかけてたときもあったけど、生還できてよかった。

彌武:天候に恵まれ景色を楽しむことができた。またパーティーの結束も深まったと思う。忘れ物があったのは反省、行き帰りの車でスペースとりすぎたのも反省、たまにテンション高すぎたのも反省。

文責:前田
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