05後期沢パーティーpart1

比良山系・ヘク谷遡行

05年10月10日 日帰り 5人


行程
坂下(入山)---お釜の滝---植林小屋跡---小女郎ガ池---坂下(下山)

1日目 曇り一時雨
 やはりここに行かなければ沢MENは始まらないだろう、というわけでおなじみのヘク谷へ。顧問は前期のリーダー、正岡先輩にお願いした。今回は松尾が自宅の車を使ってくれたため、非常に安く済んだ。 都合により前日深夜まで飲まされた俺は、当日の朝、二日酔いの頭でボックスへ。すぐに出発し、途中で中村を拾ってヘク谷を目指す。装備を整え7時30分に入山。天気は曇りであまりすっきりしない。慣れた谷な上に水が少なかったということもあり、かなり良いペースで進む。8時24分に通称お釜の滝へ到着。ここではトップがリードの練習をした。実戦でのリードは始めてだったのでザイルの操作にまだ不足があり、手間取っていた。結局2時間ほど時間をかけ、10時32分に出発。この直後の2段12mの滝でも松尾にザイルをだしてもらったが、やはり時間がかかっていた。いかんせん練習不足である。以後気をつけてくれ。 沢MEN伝統行事・へつり大会が行われていたトイ状5mの滝は土砂で埋まって、へつる意味が無くなってしまっていた。これはかなりショックだった。松尾が落下し、しかも全く濡れることはなく、二重に残念。この淵がよみがえり、未来の沢MENを苦しめるのはいつになるだろうか…? 12時ちょうどに植林小屋跡に着き、昼食とする。この時ちょうどポツポツ雨が降り出したが、食べ終わった頃には止んでいた。タイミング悪し。植林小屋の裏には大量のサルナシとマタタビが実っていたので、リーダーと顧問は喜んで食べていたのだが、他の面子は食べようとしなかった。せっかく美味しいのに。こういった木の実以外にも、沢には渓流魚とか山菜とかの自然の恵みがたくさんあるんだから、それらも満喫すれば良いのになぁ。 12時25分に出発。その後は特に難所もないので、すんなりと詰め上がったが、水が切れた辺りからは鹿臭くてたまらなかった。最後の薮はもう息も絶え絶えという感じで、踏み跡もはっきりしている。数年前までは薮漕ぎを強いられていたとのことなので、鹿の食害がますます顕著になっているようだ。13時27分に小女郎ヶ池に到着。のんびりしたかったが、天気は相変わらずどんよりしている。結局ハーネスを外しただけで、13時42分にさっさと出発。坂下集落へ向かう道を駆け下り、14時30分に下山した。

文責:平澤
地形図(2万5千分の1):比良山、花背
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