05年度前期縦走松田パーティーpart3

八ヶ岳「奥蓼科〜赤岳〜観音平」

05年7月29〜31日 0付2泊3日 4人

行程
1日目:奥蓼科渋の湯(入山)−高見石小屋−天狗岳(−西天狗piston)−オーレン小屋(CS1)
2日目:オーレン小屋−硫黄岳−横岳−赤岳(−阿弥陀岳piston)−キレット小屋(CS2)
3日目:キレット小屋−権現岳−編笠山−観音平(下山)

概要
 テストの日程の合間を縫っての山行。入山前には天候が危ぶまれたが、登ってみると次第に天候は良くなって行き、最終的にはかなり日焼けをする程に晴れた。岩場の多い八ヶ岳であるが、快適な山行であった。

0日目
午後に京都を発ち、青春18きっぷで茅野まで行って駅寝。茅野駅には23時頃に着いたが、この時間まで開いている店は少なく、24時間営業のコンビニもなかった。

1日目 曇
早朝のバスで奥蓼科渋の湯まで行って入山。初日は曇っていて、止まっていると少し寒かった。高見石小屋まで行き、高見石に登ると展望は良かったが、山の上の方に雲が掛かっているのも見えた。天狗岳の頂上まで行くと、硫黄岳が完全にガスに覆われているのが見えたが、CLは久々の高山なので心が弾んでいた。また、根石小屋のコマクサ保護区でコマクサに出会い、CLの心は更に弾んだ。14時半にはCS1のオーレン小屋に着いた。高山植物が多いのは嬉しいが、テン場代1000円/人は高いと思う。

2日目 晴時々曇
30日は前日より雲が高く、空に雲は多いが晴れてはいる、と言う感じだった。硫黄岳へ登ると、横岳、赤岳が流れる雲の合間に見え隠れしていた。稜線上は西風が強かった。シロバナコマクサを発見し、横岳周辺の岩場も楽しみながら通過した。しかし赤岳手前の岩場では、ホールドの岩が微妙に動くので少し恐怖を感じた。赤岳へ登った後も、岩場を楽しみながら阿弥陀岳へピストンをし、CS1のキレット小屋へ下った。実は、この山行に私はノースリーブのシャツで挑んだのだが、初日と2日目で肩をかなり日焼けしてしまっていた。

3日目 快晴
3日目は、権現岳への登りに長い梯子があった。流石に少し足が竦んだ。この日は幸か不幸か、快晴だった。おかげで権現岳や編笠山からは八ヶ岳の山々を一望することができた。カメラのフィルムの残りが1枚しかなかった事が悔やまれるほどだった。しかし、その代わり日焼けも悪化し日光が肩に当たっただけで痛かった。何故そこまでしてノースリーブに拘るのかは、本人にも分からなかった。ただ、下って行き、樹林帯に入るのが嬉しかった。
10時過ぎには観音平に着いたが、そこから先の登山道が見当たらないので観音平で下山とし、そこから林道を歩いて小淵沢駅まで行くことにした。林道では冨士と森戸はやはり元気だった。逆に古川はマイペースだった。私は日焼けが痛かった。そして、ひたすらに暑かった。その辺りは八ヶ岳高原としてリゾート開発されていたが、人々が高原に何しに来るのかは謎だった。避暑に来るのだとしたら間違いであるとしか思えない。
12時過ぎには小淵沢駅に着き、蕎麦を食べた。帰りも18きっぷを使い、その日の内には京都へ着いた。日焼けはかなり酷く、数日後には水ぶくれができていた。

感想
冨士:高山植物がきれいだった。すずしくて快適だった。61段のハシゴでは本当に恐怖を味わった。
森戸:岩場の続く山行は初めてだったが、結構楽しめた。常に吹きつける風が気持ち良かった。自分の岩場での歩行技術の未熟さを知った。
古川:ルートよし、岩場よし、花あり、行動時間も適度、天候・眺望もまあよし、と楽しい山行だった。あとは昼飯の充実と暑い林道がなければ完璧だった。一回生の諸君も岩場の楽しさが分かったものと期待したい…

文責:松田

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