05前期 沢パーティーPart5

比良「安曇川明王谷遡行」

05年7月16日 日帰り 5人

メンバー
正岡、広瀬、中村、平澤、松尾

行程
1日目:坊村・明王院(入渓)―三の滝―牛コバ手前の林道―坊村・明王院(下山)

 野江股でランビレできなかったので、練成として泳ぎの名所、明王に行くことになった。まあ大体計画通りである。出町柳からバスで坊村に向かったが、休日のため物凄い混雑で、その中には武奈に向かう野村さんもいたりした。

1日目 曇時々晴
この日はやや寒かったものの早速一泳ぎして、しばらく行くと一の滝に着いた。今はもう堰堤になってしまっているが、すぐ右側の岩壁を登った。ややハングのため緊張が走る。続く二の滝はせっかくなので泳いで取り付き、水線右の岩壁を登った。
皆寒いながらも泳ぎを楽しむ中、一人浮かない顔をしているのは平澤である。彼は意外にも泳ぎが苦手で、不動谷でも皆が泳いだ釜を彼だけは決死のジャンプで乗り切ったほどである。話によるといくら泳いでも浮かばないらしく、実際泳ぎを見てみると浮いているのはザックだけで本体は常に潜水している。体の比重が重いのは、魚の食いすぎで骨密度が高いせいだと思われる。この日は渓流竿が伸びたまま縮まなくなったりと、何かと受難続きだったようだ。
いよいよ核心の三の滝に着いたが、これから右岸→左岸と泳ぎきる釜は前回来たときより明らかに水量が多く、他者を寄せ付けぬように白泡が轟々と渦を巻いていた。気合を入れて突破にかかる。まずはTopの広瀬がザイル確保で泳ぎきり、対岸でザイルを張ってもらい固定し、後続がそれにスリングを掛けて泳ぐ。最後に自分がザイルを結びつけ、対岸から引っ張ってもらった。その後は滝の右側をランビレし、2時に全員滝上に登りきった。
終わるとすぐ右手に見える林道に上がり、遡行はここで打ち切りとなる。昼食にしていると、京大探検部の人に出会った。今日明日と比良の沢を登るらしい。その後はいつもの林道を下り、3時半に坊村に着き下山とした。

文責:正岡

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